平成29年度の概要
平成29年度は、埼玉県秩父市、東京都東京都檜原村、岐阜県御嵩町、兵庫県宍粟市、熊本県小国町の5町村と連携し、各地の実情に応じた森林保全活動を実施しました。また、森づくりの結果として生じるCO2吸収量をカーボン・クレジットとして確保しており、今後廃油リサイクル事業において排出されるCO2のオフセット等の取り組みを実施予定です。
兵庫県宍粟市
宍粟市は兵庫県中西部に位置し、京阪神と中国地方を結ぶ中国自動車道と、山陽と山陰を結ぶ国道29号線が交差する交通の要衝に位置しています。南北に約42km、東西に約32km、面積は658.54km2と兵庫県土の約7.8%に当たり、その約9割を森林が占めています。
広大な森林面積を有する当市は、古くから森林資源を利用した木材・木工製品・家具等の生産を地場産業として栄えてきました。なかでも、宍粟産木材(宍粟材)は県内素材生産量の3分の1を占めており、県内有数の木材ブランドとして知られています。また、当市は平成27年3月、県内では初となる森林セラピー基地の認定を受けました。今、宍粟の森林は林業のみならず癒しの森へと付加価値を高めており、その公益的機能を活かした特色あるまちづくりに取り組んでいます。
1,000m級の山々から連なる急峻な地形、豊富な水資源を有する当市は、木質バイオマスエネルギー、水力エネルギーの宝庫でもあります。現在、県内第2位となる約27%のエネルギー自給率を誇りますが、2030年にはエネルギー70%の達成を目標として、再生可能エネルギーの導入促進や省エネルギー化を推進しています。
埼玉県秩父市
秩父市は埼玉県の北西部にあり、周囲に山岳丘陵を眺める盆地に位置しています。埼玉県の森林面積の4割が当市域にあり、県下で最も森林率の高い地域です。そのほとんどは秩父多摩甲斐国立公園や武甲・西秩父などの県立自然公園の区域に指定されており、豊かな自然環境に恵まれています。
産業分野では、古くから「秩父銘仙」という絹織物が盛んで、平成25年には国指定伝統的工芸品にも指定されています。また、当市最大の観光イベントである「秩父夜祭」は、京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並んで「日本三大曳山祭り」の一つに数えられており、国の重要民俗文化財に指定されているほか、平成28年には「ユネスコ無形文化遺産」にも登録されています。
当市は、こうした豊かな自然環境や伝統産業、観光資源を最大限に生かした街づくりに取り組んでいます。当市の基本方針として「環境立市ちちぶ」を掲げて、再生可能エネルギーの導入や森林整備、林業の再興にも取り組んでおり、「豊かなまち、環境文化都市ちちぶ」の実現を目標としています。
東京都檜原村
檜原村は東京都の西端、多摩地区の奥に位置しており、面積105.41km2の中にわずか2,200人が暮らす、東京都内とは思えない豊かな環境に恵まれた村です。急峻な山々とこれらを繋ぐ尾根に囲まれており、面積の9割以上を森林が占めています。その大半は秩父多摩甲斐国立公園に指定されており、緑溢れる豊かな自然に恵まれています。
こうした豊かな森林資源を活かして、古くから林業が営まれてきました。木材価格の下落など、厳しい環境ではありますが、最近では若者の林業従事が目立つようになってきており、将来の林業再興が期待されています。
当村としても、こうした森林資源の活用拡大を図るべく、再生可能エネルギーとして薪やチップ燃料の利用を進めています。また、森林認証の取得による付加価値の向上や、トレーサビリティなど生産者の顔が見えるシステムを構築することで「檜原産材」のブランド化を目指すとともに、各世代への木育や環境教育にも力を入れながら、木の持つ癒し効果をアピールするなど、森林資源のこれまで以上の利活用に取り組んでいます。
岐阜県御嵩町
御嵩町は、岐阜県中南部木曽川南岸に位置しており、町の面積56.69km2のうち約60%が森林という、緑豊かな風景が広がるまちです。自然の豊かさを身近に感じられる“里山のまち”として自然を大切にしており、森林整備においても全国で2例目となる「森林経営信託方式」を採用し、持続可能な森づくりに努めています。
本町は、交通アクセスの良好さから、自動車関連などの製造業が進出しており、中京圏はもとより、関東圏、関西圏などへより広域的な活動が行われている「産業のまち」となっています。一方で、時代をさかのぼると、戦前戦後には炭鉱のまちとして栄えた時代が、また、江戸時代には京都と江戸を結ぶ中山道の宿場町として栄えました。宿場町の面影は今なお色濃く残っており、「歴史のまち」でもあります。
「自然」と「産業」と「歴史」。これらが調和したまちづくりを進めており、国からは環境モデル都市の選定を受けています。森林の保全・活用・そして再生を推し進めることで、低炭素化社会を実現し、さらにこの豊かな自然を未来へと引継いでいくことを目指しています。
熊本県小国町
小国町は九州のほぼ中央、熊本県の最北端、阿蘇外輪山の北側にあり、筑後川の最上流に位置しています。東西北部を大分県、南部を南小国町と隣接し、東西18km、南北11kmで、総面積は137km2。その総面積の74%は山林が占めた農山村地域です。
夏は涼しく冬は厳しい高冷地帯(平均気温13℃)にあり、年間降雨量は2,300mmと多雨多湿で森林の生育に適しています。そうした地理的条件のもと、主な産業として古くから林業が盛んで、地域の杉は木質の良さから「小国杉」として盛んに取引されてきました。また、阿蘇火山帯に位置していることから、杖立温泉、わいた温泉など日本有数の湯治場としても知られており、冬場には地域全体が蒸気に包まれるほどの資源量を誇ります。
当町では、こうした豊かな自然環境と大地から生まれる資源である「地熱」や「バイオマス」を積極的に活用することで、地域でのエネルギーを供給し、効率的なエネルギーの活用を図ることで農林業など地域産業の活性化に取り組んでいます。
株式会社朝田商会(企業サイトへ)
所在地 | 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号 |
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創立 | 昭和26年2月1日 |
TEL/FAX | TEL:03-3213-9451 FAX:03-3211-6095 |
主な事業内容 |
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その他 (取得認証など) |
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プロジェクトご賛同企業のご紹介
伊藤忠エネクス株式会社/総合エネルギー株式会社/株式会社ミツウロコ/東罐商事株式会社/鈴木鍛造株式会社/
コスモ石油株式会社中央研究所/ミツワ油研有限会社/東京油槽株式会社/菱光石灰工業株式会社
株式会社太陽油化(企業サイトへ)
所在地 | 東京都板橋区三園2丁目12番地2 |
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創立 | 1963年(昭和38年)7月31日 |
TEL/FAX | TEL:03-3938-0022 FAX:03-3938-0078 |
主な事業内容 |
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その他 (取得認証など) |
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プロジェクトご賛同企業のご紹介
株式会社東亜オイル興業所(企業サイトへ)
所在地 | 〒276-0022 千葉県八千代市上高野1728-5 |
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創立 | 昭和25年3月 |
TEL/FAX | TEL:047-485-7160 FAX:047-485-7314 |
主な事業内容 |
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その他 (取得認証など) |
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プロジェクトご賛同企業のご紹介
オメガオイル株式会社(企業サイトへ)
所在地 | 兵庫県加古川市尾上町養田1529番地の1 |
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創立 | 昭和52年3月23日 |
TEL/FAX | TEL:079-421-3995 FAX:079-421-5211 |
主な事業内容 | 廃油の取集・運搬・処理を行っております。 使用済み廃油を引き取り、回収した廃油をエマルジョン燃料油・再生燃料油として生産・販売しています。 |
その他 (取得認証など) |
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プロジェクトご賛同企業のご紹介
株式会社スターエム/三陽金属株式会社/西播商事株式会社(産業廃棄物焼却センター)/
ユニタイト株式会社/株式会社トモダ/日本ノッズル精機株式会社 加古川工場/
株式会社シノハラ/藤定運輸株式会社/環境保全センター/株式会社二川工業製作所
「※平成27~28年度に北海道において先行的に実施した支援実績(石狩市、津別町、上士幌町、南富良野町)を含みます。」
寄付企業について
平成29年度事業については、全国オイルリサイクル協同組合に加盟する10社が参画し、『全国オイルリサイクル協同組合 森とアースへのECO-プロジェクト推進チーム』としてプロジェクトの推進を図りました。寄付金を拠出した企業は本プロジェクト推進にかかりそれぞれお客様からの協賛をいただいており、延べ58社の皆様にご賛同いただいています。